▼1990年代 〜花博アトラクションから近代ハードへの移植まで

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1990年


大阪で開催された「国際花と緑の博覧会(EXPO'90)」において
アトラクション『ドルアーガの塔』を設置
 大阪で開催された通称“花博”は、途中で分岐する映画やツインジェットコースター「風神・雷神」などのアトラクションが話題を呼び、またスポンサードの関係からかTVアニメ「サザエさん」のオープニングに花博のマスコットキャラクターが登場。会期終盤には、高所を走る乗り物アトラクション(名前失念)が転落事故を起こすなど、さまざまな話題を振りまいた博覧会であった。
 だが、なによりゲーマーの耳目を集めたのが、ナムコが設置したアトラクション『ギャラクシアン3』と『ドルアーガの塔』。とくに『ギャラ3』は、雑誌などの記事でも話題を集め、遠方より大阪まで出向くゲームマニアが数多くいたという。“未来のゲーム像”を具現化したとでも言うべき『ギャラ3』の衝撃度は、当時としてはハンパではなく、ゲーム新時代の到来を確信する者も多かった。

 その一方で出展された『ドルアーガの塔』は、最先端技術の結晶である『ギャラ3』とはうって変わって、光線銃のシステムとライド(ゴンドラ)に乗って進むアトラクションがミックスされた、非常にアナログな方式で展開されるもの。だが、じつは見えない部分にハイテクが駆使されている。
 おもしろいのが、ゲームではシリーズを通して剣が武器なのだが、このアトラクションでは剣の形をした光線銃になっている点。そのため、グリップ部分と刀身部分がまっすぐではなく、銃のように曲がっているのが妙に可笑しい。
 そして、ゴンドラに乗り迷宮内を自動的に進みながら敵を撃つのだが、場合によってはアイテムが獲得できたり、また中ボスを倒せるかどうかにより分岐するなど、単なる乗り物+射的ではなく、いろいろと趣向が凝らされている。とくに分岐については、ドラゴンを倒せなかった(ブロンズナイト)、ドルアーガを倒せなかった(シルバーナイト)、ドルアーガを倒せた(ゴールドナイト)という三段階に分かれており、しかもゴールドナイトとなった場合しかカイの姿を見ることができない。だが、ドルアーガを倒すにはコツが必要で、カイの姿を直に拝むことができた人は少ない。ただ、是が非でもカイを見たいゲーマーが徒党を組んだもののドルアーガを倒せず、ごく普通の親子連れがドルアーガを倒せたりしたというエピソードは、何度となく聞かれた(その秘密はココに…)。問題の花博バージョンのカイ人形の写真は、'97年に発売されたWindows95用ソフト『ナムコヒストリーVol.2』の取扱説明書に、原画とともに掲載されており、必見。

 ちなみに、花博ではライド搭乗前に、場合によってはバスガイドのような口調で解説され、しかもストーリーを説明するビジョンに登場するアニメ絵のカイがあまりにギャグっぽかったため、げんなりした人も多かったという。

12月31日
ゲームボーイ版『ドルアーガの塔』エンジェルより発売
 ナムコ(ット)およびゲームスタジオ以外のメーカーが作ったタイトル。
 ゲームボーイ第一次黄金期にあっては、とにかく怒濤のごとくソフトが出まくっており、玉石混淆どころか粗製濫造とまで言われた空前のクソゲー・ラッシュがつづいていた。BASICでも組めそうな簡素なゲームが横行し、一握りの良質なゲームを大量の手抜きゲームが押し流していった時期と言ってもいい(その後、ゲームボーイは『ポケットモンスター』の予想外のヒットにより、ハードとしての寿命を延ばすことになる)。

 ゲームボーイ版『ドルアーガの塔』は、まさにそんな時期に出されたゲームである。当時は簡素なゲームのほか、ちょっと古めのゲームの移植もゲームボーイでは流行っていた時期。『スペースインベーダー』をはじめ、簡単なレトロゲームが多数移植されていた(ナムコも『パックマン』や『バトルシティ』を出していた)。
 本作は、移植にあたって単なる復刻版だと味気ないという意味からか、デモでビジュアルシーン(?)が流れたり、ギルのHPが視認できるようになったり、オリジナル面が入っていたりと、非常にわかりやすいアレンジが施されている。


1992年

2月29日
ナムコの都市型テーマパーク「ワンダーエッグ」に
アトラクション『ドルアーガの塔』を設置
 ワンダーエッグは、開園期間が50カ月と限定された(が、のちにリミットブレイクした)テーマパークで、二子玉川園の狭い再開発用地を使っての実験的な遊園地としてオープンした。何せ、テーマパークと呼ぶには狭い。園内を外周沿いにぐるっとひとまわりするアトラクション「ラペロプター」にしても、所要時間は10分とかからないのだ。
 だが、そこは2年前の花博でノウハウを得たナムコ。ジェットコースターなどがなくても、『ギャラクシアン3』を筆頭としたアトラクションと、そこかしこに仕掛けたギミックで、瞬く間に人気を獲得。場所が都心にほど近いこともあって、カップルのデートスポットとして人気を集め、テレビドラマの撮影まで行なわれたほどの注目のスポットとなった。

 ワンダーエッグでの『ドルアーガの塔』は、基本的に花博版と同じ。ただ、ウワサによるとゴールドナイト時に見ることができるカイ(のフィギュア)が、花博版より美麗になっているらしい。が、花博版は結局見ることができなかったため、いまとなってはその真偽は定かではない。
 実際には、巨大なプロジェクターに8頭身のカイが出てくるものであり、管理人がようやく見れたときにはプロジェクターも相当傷んでいたのか、その姿をハッキリと見ることはできなかった。

 なお、ワンダーエッグ内のゲームコーナーには、よくナムコの過去のアーケード作品が設置されており、ときおり『ドルアーガの塔』を見かけることもあった。

6月25日
PCエンジン版『ドルアーガの塔』発売
 PCエンジン版のドルアーガは、アーケード版が出てから8年後という妙なタイミングで発売された。
 このころは、スーパーファミコンやPCエンジンなどで、“古き良きゲーム”を復刻・移植する試みがじょじょに行なわれてきた時期にあたる。現にナムコはこの前にPCエンジン版『パックランド』を発売、ファミコン版とはくらべものにならないハイレベルな移植(特に音は出色の出来)が、マニアックなゲーム雑誌ライター陣に受け、猛プッシュされていたこともあった。

 しかし、このPCエンジン版『ドルアーガの塔』は、それまで発売されたどの『ドルアーガの塔』の移植でもない。
 グラフィックは立体的になり、キャラクターも大きく見やすくなった。さらにいままで聞いたこともないモンスターやアイテムが多数登場、クリスタルを拾得することによるパラメータのパワーアップ・システムまで導入され、システムが大幅に一新されて登場したのだ。
 そのうえ、設定においてもサキュバスの役割が明確に打ち出された。それまではニセイシターとしての役割しかなかったのが、ギルとの問答によってはサキュバスの真意を聞き、サキュバスを殺すことなくブルークリスタルロッドを受け取ることもできる。『ドルアーガの塔』シリーズにおいて、この哲学的な展開は異例とも言えた。

 結果的に、この作品は設定面などにおいて、2年後に発売される『ザ ブルークリスタルロッド』の布石となった。


1994年

3月25日
『ザ ブルークリスタルロッド』発売
 アーケード版『ドルアーガの塔』発表から約10年、満を持して発売されたドルアーガシリーズの最終作品。
 それまでアクションでありつづけた前3作とはまったく趣が異なり、アドベンチャーゲーム仕立て(厳密には、当時流行っていた『弟切草』に端を発するサウンドノベル風)となっている。ただし、実際にはマップ上を移動したり、ときには『ドラゴンクエスト』さながらの戦闘をすることもある。

 ゲームの流れは、東西南北にある関門を3つ(またはすべて)切り抜け、そのなかでの選択肢によりギルの命運が決まる、というもの。だが、話は全般的に抽象的かつ哲学的で、ストーリーらしいストーリーも謎解きもない。また、ひとつの話は非常に短く、慣れればどのルートをたどっても30分とかからずにエンディングを見ることができるくらい、システムは非常に簡素なものとなっている。
 ただし、このゲームはドルアーガシリーズを知らない人には、まず内容が理解できない。ゲーム中で参照できる予備知識は、プロローグでそれまでのストーリーをダイジェストで見ることが可能な程度で、それまでの作品をプレイしたことがない人にとっては、昔話の要旨だけを教えられるようなものだ。
 結局、大筋で話は理解できたとしても魅力にまでは踏み込めず、3〜4回のおつかいをやらされたのちに、よくわからないエンディングを見させられる――一見さんにとって、このゲームはそんなふうに写るだろう。そして、そんなことがこれから途方もなくつづくのだ。

 とはいえ、ドルアーガ・ファンにとってもこのゲームを手放しで褒められるかどうかと問われれば、そうでもない。
 なにせ、シナリオによっては仇敵・ドルアーガとの和解、ギルが石化、クオックスへの禅問答など、とにかく話の展開が多彩にして突飛。くわえてシリーズ恒例(?)とも言える内輪ネタが、感情移入を台無しにしてしまうほど露骨である(それまではグラフィックなどで内輪ネタを示していたのが、本作では文字情報で内輪ネタが語られるため、より露骨に感じるのだろう)のも痛い。難易度もあってないようなもので(パラメータによっては行き詰まる場合もあるが)、解き甲斐のあるゲームを欲してプレイした向きにも、あまり受け入れられなかったと思われる。

 だが、このゲームは、ゲームである以前に真なる目的を持っている。それは、「多くのドルアーガ・ファンに対する答え」だ。
 48もの結末を用意したのは、そのなかから自分が好きな結末を選んでほしい、という理由から。また、それらを逐一保存するため、プレイデータは50か所もセーブ可能だ。
 さらに加えて言うなら、個人的には「カイがギルの子を妊娠する」という展開があることに驚かされた。普通、ゲームのヒーローとヒロインの間には、そこまで現実的な、生々しい展開が起こることはないし、あったとしてもゲーム外で語られることがほとんどだ。ゲーム中にカイが悪阻(つわり)による体調不良で帰国し、のちのち親友のサルゴンから自分が父親になったことを告げられるくだりは、低年齢層には理解できない心境をおぼえることだろう。これも長年『ドルアーガの塔』シリーズにつきあってきたファンに対する、答えのひとつなのかもしれない。

 このゲームは売れなかった。
 あまりにプレイヤーの対象を絞りすぎたため、一部のファンが購入した以外は瞬く間に980円ソフトの仲間入りを果たし、そして風のようにゲーム屋の店頭から消え去った。アドベンチャーゲームとしてはあまりに単純だし、予備知識がない人は“設定の押しつけ”に面食らうことだろう。ドルアーガシリーズのファン以外には、容赦なくクソゲーの烙印を押されても不思議ではないゲームと言える。
 しかし、図らずも、個人的にはドルアーガシリーズのなかで、もっとも思い入れが深い、もっとも愛を感じる作品となった。

 ちなみに、当初は『The Destiny of GILGAMESH(ギルガメスの道)』というタイトルになるはずだったが、わかりやすさを優先するため現在のタイトルになったといういきさつがある。しかし、『The Destiny of GILGAMESH(ギルガメスの道)』というタイトルは、スタート前のデモやエンディングにて見ることが可能だ。


1996年

6月21日
『ドルアーガの塔』を収録した
プレイステーション版『ナムコミュージアムVol.3』発売
 『ギャラクシアン』や『パックマン』ときて、いよいよつぎは、と一部のマニアが期待したとおりに『ドルアーガの塔』が収録された、ナムコのオムニバスシリーズ第3弾。
 それまでのほかのハードにくらべ、比較的高年齢層にも売れていたプレイステーションにおいて、昔懐かしのゲームの復刻作品は思った以上に需要があったのかもしれない。1タイトルだけなら手を出しかねるけど、『パックマン』や『ギャラクシアン』や『マッピー』や『ラリーX』がまとめて遊べるのなら買ってみてもいいかな、と受けとめられたのだろう。ともかく、この『ナムコミュージアム』シリーズは反響が大きく、最後に『〜アンコール』が発売されるほど支持を得た。
 『ドルアーガの塔』関連のチラシや設定原画が参照でき、おまけに念願の“タテ画面『ドルアーガ』”が遊べる……など、当時のゲーマーには懐古趣味を持って受け入れられたかもしれない。

 しかし、やがてマニアの目は隠されたモード『裏ドルアーガ』および『闇ドルアーガ』に向けられた。これがファミコン版『裏ドルアーガ』など比較にならない、底意地の悪さに満ちたものなのだ。これらの宝箱の出し方は、攻略本やほかのホームページなどにくわしいが、『裏ドルアーガ』31階の「プレイステーション本体のフタを開けて閉じる」など、反則ギリギリの方法まで存在する。

 この『裏・闇ドルアーガ』の攻略には、十数年前の口コミやゲームセンターのコミュニケーション・ノートに取って代わり、インターネットが活躍した。12年ぶりに復刻されたゲームは、攻略の側面からも時代の移り変わりを感じさせることとなったのだ(余談だが、「インターネット」は1995年の新語・流行語大賞にランクインした)。

11月8日
『イシターの復活』を収録した
プレイステーション版『ナムコミュージアムVol.4』発売
 『ドルアーガ』が来たなら次は、という予想通りに、『イシターの復活』が収録された『ナムコミュージアム』シリーズ第4弾。意外にも、これが家庭用ゲーム機には初の移植となった(MSXはパソコンと考えましょう、一応)。

 本作には、『ドルアーガの塔』に『裏ドルアーガ』と『闇ドルアーガ』がついたのと同様、『裏イシター』なるものが存在する。カギと扉の位置、宝箱の位置、そしてモンスターの種類と数が異なり、さらにフロアのつながりもバラバラという、難易度が上がったバージョンだ。
 ただ、こちらは宝箱の出し方が全面的に異なる『裏』や『闇』とちがい、丹念に努力すれば何とかなるためか、それほど話題にはならなかった。

11月29日
『ドルアーガの塔』を収録した
ゲームボーイ版『ナムコギャラリーVol.2』発売
 過去のゲームを(何作かまとめて)最新ハードに移植するという企画は、ナムコの『ナムコミュージアム』シリーズが火付け役となり、セガ、コナミ、日本物産、アイレムなどが後につづいた。この機運はサターンなどの最新ハードだけではなく、スーパーファミコンやゲームボーイといった、古式ゆかしいハードにまで波及した。
 ゲームボーイにて、コナミが『コナミGBコレクション』、遅れて任天堂が『ゲームボーイギャラリー』(と言いつつ、中身はゲーム&ウォッチの復刻&アレンジ集)を発売し、ナムコはナムコで過去の自社のゲームボーイ作品をまとめた『ナムコギャラリー』シリーズを発売したのだ。

 内容は、未確認だが単品の『ドルアーガの塔』と同じと思われる。
 ちなみに、ゲームボーイ版のニンテンドウパワーでは『ナムコギャラリー』のVol.1とVol.3は書き換えできるものの、このVol.2だけは書き換えできない。やはり(基本的に)他社製品なので、いろいろと面倒があるのだろうか?


1997年

11月28日
『ドルアーガの塔』を収録した
Windows 95版『ナムコヒストリー Vol.2』発売
 アーケード版『ドルアーガの塔』発表から13年、ついに家庭で忠実な移植作が楽しめるときがやってきた。Windows 95版『ナムコヒストリーVol.2』の登場である。
 ……とはいえ、このシリーズはエミュレート移植のため、デキがいいのはいいのだが、ホントに吸い出しただけのようで、CPUが133MHzでも遅くてマトモに動かない。逆に言えば、CPUさえ速ければキチンと遊べることは遊べるのだが。

 ゲーム本編の移植度の高さは、言うにおよばず。それ以外にも、すべての宝箱の出し方と簡単な攻略法が全フロアぶん記載された「攻略ツール」、ポスターなどに使用されたジオラマのスライドショー、壁紙集、スクリーンセーバーなどが付属している。とくに壁紙は、篠崎雄一郎氏描きおろしのイラストも使われており、コレクター度は高い。
 また、ひそかに『ドルアーガの塔』全BGM&S.E.の144kbps・44.1kHzの高音質版wavファイルと、収録全タイトルのインストカードの巨大画像ファイルが入っているのもポイントだ。
 さらに、初回限定で篠崎氏描きおろし壁紙をもとにデザインされた、マウスパッドが同梱されている。絵柄は2種類あり、パッケージにはどちらかの絵柄しか入っていないのだが……これを目当てに複数本買ったという人もいる、かも。

 ともかく、当時は「これ以上を望むなら基板を買うしかない」というデキの移植作である。
 …とはいえ、やっぱり基板には負けるのだが。


1999年

(おそらく)4月3日
ナムコの期間限定テーマパーク「WONDER EGG 3」にて、
パークラウンド型冒険アトラクション『ワンダーアドベンチャー〜ドルアーガの塔・外伝〜』開始
 期間限定テーマパーク『ワンダーエッグ』→リミットブレイクしたテーマパーク『WONDER EGG2』→たまご帝国と合体し2000年12月31日を閉園日と定めた『WONDER EGG 3』と変化してきた、ナムコの都市型テーマパークの新アトラクション。

 内容は、ひとことで言えば「オリエンテーリング」。ワンダーエッグ+たまご帝国内に隠された暗号を、ヒントを頼りにその場所を探し出し、さらにそこで簡単な謎解きに挑戦して暗号を得るというもの。たいていの暗号は、何をどうすれば知ることが出来るというのがすぐわかる隠されかたで、たとえば「愛するものの名を叫べ」というものは、マイクに向かって大声で叫べば暗号が浮き出てくるのだ。

 こうして集めた7つの暗号を、最後の鏡の迷路でまちがいなく入力すれば、ルーレットに挑戦できる。このルーレットがやっかいで、それまで謎を順調に解いていればワンダーエッグのパスポートが割り引かれるのだが、ルーレットでANGEL(カイのイラスト)を引き当てれば、さらにワンダーエッグの地図が描かれたバンダナがもらえる。ところが、このルーレットがジュースの自動販売機を思わせるほどインチキくさいルーレットで、本当に運が良くなければ当たりを引き当てることは出来ない。どんな英知をもってしても、最後には神を味方につけねばならないのだ。
 また、入手できたバンダナには地図がプリントされており、その地図が示す場所に行くと最後の謎に挑むためのヒントが書かれている。そのヒントに従い、ワンダーエッグ内のどこかにあるといわれる宝石「イシターの涙」を探すのが最終目的だ。ウォークラリー型のイベントとはいえ、これほどまでに手のこんだイベントはないだろう。この奥深さもワンダーエッグならでは、と言えるところだ。

 参加料は400円(ふたり以上だとひとり300円)とやや高いが、謎解きが楽しめるため、それほど苦にならない。
 なお、ちなみにバンダナに書かれているキャラクター名が、なぜか「GIL」が「GILL」に、「KI」が「KAI」になっていた。これも外伝という位置づけからだろうか?


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