ドルアーガの塔
the Recovery of BABYLIM
STORY | ||
今とは別の時間、 こことは別の世界で… 母なるユーフレイトの流れのほとりにバビリムの街がありました。 かつてこの地は度重なる困難に見舞われましたが、 王子ギルが女神イシターの巫女カイと共に混沌の神ドルアーガを討ち取り、 長い道のりの果てに平和を取り戻したのです。 バビリムの民は英雄であり未来の王であるギルと、 その妻となるカイの帰還を待ち望んでいました。 しかしバビリムに戻った二人の口から出た言葉は民の望むものではありませんでした。 「まだ、やるべきことがある」 引き止める民を振り切り、二人は足早にバビリムを後にしました。 ギルとカイがバビリムを去り数ヶ月、 突如、混沌の塔が復活し、安寧の地に再び暗雲が立ち込めます。 徘徊するモンスター、神の力を封じたオーブの暴走により凶暴化する動物たち。 その脅威はバビリムだけでなく大陸全土へ侵食していきます。 バビリムに混乱をもたらす元凶は何なのか… まさか混沌の神ドルアーガまでもが復活してしまったのか… ギルの留守を預かる宰相サルゴンはその根を絶つべく冒険者を募りました。 あるいは己の名誉の為、 あるいは愛する者の為、 あるいは世界の真実を解き明かす為、 冒険者達は向かいます。 ドルアーガの塔へ―― |
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FEATURE | ||
アニメとの共同企画としてスタートしたMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)。 後にゴンゾロッソがインデックス・ホールディングス傘下となり、現在はロッソインデックスとして運営を継続している。 ゲームシステムは基本的に『エバークエスト』や『ファイナルファンタジーXI』のような、オーソドックスな3DオンラインRPG。時代設定は『ザ ブルークリスタルロッド』の数ヵ月後、アニメ『ウルクの楯』よりもはるか昔の話。プレイヤーはBCSの登場人物ではなく、あくまで塔を目指す一介の冒険者となる。 このゲームの大きな特徴として、「塔」の存在がある。 エリアは基本的に、敵が出現しない「街」と敵が出現する「フィールド」とに分かれ、フィールドで敵を倒してレベルを上げつつ、探索エリアを広げていくのは従来のMMORPGと同じ。しかし、このゲームにはさらに「ドルアーガの塔」という独自のエリアがあり、内部はMORPGのような(自分たちのパーティーしか存在しない)場となっている。 塔の中では、「塔の階数の2倍までにプレイヤーキャラのレベルが制限される(端数切り上げ)」という特徴があり、つまりレベル2のキャラもレベル20のキャラも、塔の1階では全員レベル2になり、塔を登るにつれ2階はレベル4、3階はレベル6…という風に段階的にレベルが解除されていくわけだ(そのため、レベル11のキャラは5階までしか行けないなど、キャラのレベルが階数の2倍を下回る階には行けない)。 また、塔の中には“ENIGMA SYSTEM”と呼ばれる謎解きがあり、早い話が『ドルアーガの塔』や『ドルアーガオンライン』のように、特定の条件を満たすことで宝箱が出現する。ひとつのフロアに複数の宝箱が眠る場合もあり、また未だに出現方法が解明されていないフロアもあるなど、3DRPGのシステムとも相まって歯ごたえのある内容となっている。 ただ、この塔の存在を除けばごく普通のMMORPGであり、加えていささかBCSの世界観を隅々まで把握・網羅しているとは言い難い部分も多く、頑ななファンには受け入れ難いかもしれない。 また、MMORPGに付きもののトラブルも当初から内包しており、MPKや敵の横取りなど多数の問題が解決されぬままの状態だ。 RoBがただのMMORPGに終わるか、それともBCSとしてふさわしいゲームになるのか。いずれにせよ、答えが出るのは遙か先のことだ。 |
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RELEASE | ||
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