ドルアーガの塔
the Sword of URUK
STORY
 人は何を求め、何のために「塔」へと登るのか--。

 英雄ギルガメスの伝説から80年。
 討伐されたはずの邪神ドルアーガ復活により、難攻不落の巨塔「ドルアーガの塔」もまた巨大な姿で蘇っていた。

 登頂者ジルたちは、全ての願いが叶う伝説の秘宝「ブルー・クリスタル・ロッド」を手に入れるため、見事登頂を果たし、「邪神ドルアーガ」の討伐に成功。
 しかしジルは、最下層へと流された。

 最愛の人、カーヤは何を求めていたのか。そして自分は何を望んでいるのか。
 生きる気力を失い、答えのない問いを抱えたまま時を過ごすジル。
 だが、彼の目の前に謎の少女カイが現れ、運命は再び動き始める。

 「私を塔のてっぺんまで連れて行って」

 失われたはずの願いを胸に、ジルは再び登頂者となって果てなき塔の冒険に挑む。
FEATURE
 アニメ『ドルアーガの塔 the Aegis of URUK』の最終話で電撃的に発表された、第二期『the Sword of URUK』。終わらなかった物語を終わらせるため、約半年のインターバルを置き、2009年新春から放映が開始された。

 舞台は純然たる第一期の続編。志半ばで塔からZAPさせられたジルたちが、再起を決意して再び塔に登るところから物語は始まる。
 ストーリーは現在も進行中だが、第一期でお馴染みの面々が顔を揃えつつも、新しい登場人物や第一期でほんの少しだけ姿を見せた者、そして「ちびカイ」などといった個性的なキャラクターが登場。
 前回で見せたお笑い要素は、今回は頻度を減らしつつも、やる回では徹底してお笑い要素を盛り込んでおり、観る側を楽しませている。

 今回もまた、第一期と同様に地上波放送と同時期に「GyaO」にて一週間の無料ストリーミング配信を実施。さらに前回の「裏1話」につづくサプライズとして、ジル役のKENNが生アフレコに挑む「横1話」を敢行し、大好評を得た。
 第一期でお馴染みとなったネットラジオ「塔聴!!ドルアーガ」も復活し、また各種グッズも続々と発売されるなど、アニメーション版『ドルアーガの塔』は、確実にファンを増やしている。
 そして最終話放映日には、ニコニコ動画にてスーパーバイザーの遠藤雅伸がドルアーガピザを焼くという謎の企画(前述のネットラジオがきっかけとのこと)を行い、さらに最終話は第一期と同じくGyaOジョッキーで実況中継を行うこととなった。

 第二期の特徴としては、第一期では一脇役でしかなかったギルガメスとカイが、今回は物語のキーパーソンとして、非常に重要な役割を果たしている。
 ともすれば「原作派」と「アニメ派」と溝が出来かねない、新旧キャラクターの揃い踏みではある。しかし、最終的には各人の魅力が個性的に描かれ、各人に明確な立ち位置を与えることが出来た。
 最終的にはそれが功を奏し、物語は軸がぶれることなく完結に導かれたと言える。第一期における不安定さ、言ってしまえば『ドルアーガの塔』らしさが希薄だった内容も、第二期では無事に払拭し、“49番目の結末”とでも言うべきエンディングを迎えたのだ。

 かくして、BCS最後の作品『ザ ブルークリスタルロッド』から15年目の2009年、新たにメディアに躍り出た『ドルアーガの塔』はここに完結した。
 この後もドラマCDなどで、アニメ『ドルアーガの塔』の世界は少しずつ広がっていくはずである。
RELEASE
2009.1.8.
2009.3.27.
2009.4.24.
2009.5.22.
2009.6.26.
2009.7.24.
2009.8.28.
for TV Animation
for DVD-VIDEO(Vol.1)
for DVD-VIDEO(Vol.2)
for DVD-VIDEO(Vol.3)
for DVD-VIDEO(Vol.4)
for DVD-VIDEO(Vol.5)
for DVD-VIDEO(Vol.6)